「中学受験って、いつから始めればいいの?」

実は、中学受験の対策は早ければいいというものでも、遅すぎたらもう無理ということではありません。
わが家は、1番目の子と2番目の子が中学受験に挑戦しました。
1番目の子は、小学5年生の夏から中学受験に向けて勉強始めました。
ある程度の学力はありましたが、実際に受験勉強を始めてみると、想像以上にハードルが高く、1年半の準備期間では時間が足りませんでした。
2番目の子は、4年生に上がるタイミングで塾に通い始めました。
時間的な余裕はありましたが、2番目の子はとてもマイペースで、学習の習得にとても時間がかかりました。
子どもによって、勉強にペースや習得のスピードに個人差があります。
大切なのは、子どもに合ったタイミングで、無理なくスタートすること。
学年別のスタート時期とそのメリット・デメリット、さらに低学年のうちからできることなど、沖縄で2人の子を中学受験させたわが家の体験からお伝えします。
記事の信頼性

中学受験はいつから対策する?わが家が中学受験勉強を始めた時期

「中学受験を考えているけれど、いつから勉強を始めたらいいの?」
私が2人の子が受験させて感じたことは、中学受験の対策は3年生2月頃から始めた方がベストです。
中学受験の対策は、小学3年の終わり頃か4年のはじめ頃がベストだといわれています。
もちろん、子どもの性格や学力のペースによっても多少の違いはありますが、中学受験に向けた実力をしっかり身につけるには2〜3年かかると実感しました。

わが家の1番目の子は、5年生の夏休みから始めましたが、正直「遅かった」と感じました。
まず、塾に通っていることの学力の差に驚かされました。
1番目の子は理解するのが早く、何とかこなしていましたが、それでも時間が足りませんでした。
もう少し暗記にかける時間があれば、合格に手が届いたのでは…と思います。

2番目の子が塾に通い始めたのは、4年生に上がるタイミングでした。
すでに塾に通っていた子たちとの差に、少し焦りを感じていました。
でも、約半年ほどでしっかりと追いつくことができました。
苦労したのは、やはり暗記が必要な科目です。
暗記があまり得意ではなく、後回しにしていたことが本番で少し足を引っ張ってしまいました。
しかし、約2年弱の学習期間があったおかげで、最後はしっかりと力をつけることができたと実感しています。
中学受験の勉強は、「早ければいい」というわけではありませんが、2年以上の時間を確保してじっくり力をつけることが、私も子どもも楽でした。
子どもの様子を見ながら進めていくのが一番です。
そして、親子でしっかり話し合って、無理なくスタートしていきましょう。
いつから中学受験対策の塾にはいるべき?
中学受験に向けて塾に通い始める時期は、小学校3年生の終わり頃から4年生のはじめ頃がよいと言われています。
わが家も4年生のタイミングでスタートしてよかったと感じています。
この時期から受験対策をスタートすることで、無理のないペースで学習習慣を身につけながら、段階的に学力を高めていくことができます。
しかし、早くから勉強を始めたからといって、必ずしも中学受験に必要な学力が身につくわけではありません。

逆に、早すぎる学習開始は子どもにとって負担になってしまうこともあるんです。
また、「適齢」とされている時期に始めれば誰でも成功するわけでもありません。
子どもの性格や成長スピード、興味・関心などによって最適なスタート時期は異なります。
無理に周囲に合わせるのではなく、子どもに合ったタイミングで塾に通い始めることが大切です。
まずは塾の無料体験に参加してみて、今のタイミングでいいのか確認してみましょう。
近隣の塾の情報を知るには「塾選」をおすすめします。

無料体験を通して、塾の先生とのカウンセリングするなかで、子どものタイミングのヒントが見つかります。
小学3~4年生に始めるのがベストって本当?
中学受験の勉強を始める時期は、小学3年生に始めるのがいいと言われていますが、私も正直3年生ががベストだと感じています。
中学受験の出題される問題は、範囲がとても広いのです。

受験問題をこなせるようになるので、3年ぐらいかかると言われています。
わが家の2番目は、小学4年生に上がるタイミングで塾に通い始めました。
特に大変だったのは算数です。
受験に向けた内容は、4年生の学習をはるかに上回っていて、最初は問題を解くことにも苦戦していました。
しかし、同じような問題を何度も繰り返し解いていくうちに、少しずつ力がついてきました。
志望校に合格することはできませんでしたが、目に見えて学力が伸びたことを実感しています。
「中学受験の勉強は3年かかる」とよく言われますが、一番大切なのは子どもに合ったタイミングでスタートすることです。
子どもの様子をよく見ながら、しっかり話し合ってタイミングを判断することが大切です。
小学5年生からのスタートは遅い?
子供の基礎学力ややる気にもよりますが、5年生からのスタートでも、合格を目指すことは出来ます!
ただポイントとして大切なことは、
- 子供のやる気がある
- 自分で学習を進められる
- 親がサポートできる
この3つができるかどうかで、結果が大きく変わってきます。

勉強できる期間が限られているため、学習が継続できないと難しいところもあります。
我が家の1番目の子は、5年生の夏から勉強始めました。
ある程度学力はありましたが、受験へ向けた勉強はとてもハードルが高い…。
特に、周りと比べて学力の差を感じてしまい、気持ちが前向きになれない期間が長く続きました。
そんなときには何度も子どもと話し合い、「なぜ中学受験をしたいのか?」という目標を再確認することで、少しずつ気持ちを立て直していきました。
最終的に、本人のやる気の波もあってスムーズにはいきませんでしたが、やはり「もう少し早く始めていれば…」と感じたのも正直なところです。
とはいえ、小学5年生という時期は、まだチャンスが十分にあるタイミングです。
何よりも大事なのは、子どもが本気で「やりたい」という気持ちがあるかどうか。
そして、その気持ちを支える大人のサポートが、成功へのカギになります。
小学6年生のスタートだと間に合わない?
「6年生から中学受験の勉強を始めて間に合うの?」
これは多くの保護者が不安に思うところだと思います。
結論から言うと…間に合うケースもありますが、かなり厳しいのが現実です。

中学受験は、単なる学校の勉強とは別物なんです!
中学受験対策は、3〜4年生から数年かけて積み上げていくカリキュラムが多く、特に6年生になるといきなり過去問演習や志望校対策に入ります。
つまり、6年生から始めると「基礎」を学ぶ時間が圧倒的に足りないんです。
でも、
- 基礎学力がしっかりしている
- 本人に強い意志と集中力がある
- 親がサポートできる
この3つが揃っていれば、6年生からでもチャンスはあります。

ただし、合格できるのはひと握り。
6年生からスタートは厳しいのが事実です。
でも、「無理」と決めつける前に、まずは子どもと向き合うことが大切です。
受験する・しないを判断は親子でしっかり話し合いしながら進めていくことをおすすめします。
中学受験に向けて低学年からやっておくべきこと
中学受験対策は、「中学生レベルの問題を、小学生が習う知識でどのように解くか」が大きなポイントになってきます。
でも、低学年のうちからがっつり受験勉強をする必要はありません。
もし中学受験を考えているなら
こちらは意識しておきましょう!

わが家では、小学校に入ってから毎日10〜15分だけ「机に向かう時間」を作っていました。
学校の宿題にプラスして、ドリルを1ページやるくらいの、無理のない範囲です。
でもこのちょこっと習慣のおかげで、塾へ通い始めて宿題が一気に増えても、「やるのが当たり前」が身についていたので、スムーズに取り組むことができました。
低学年のうちは、「勉強は楽しい・考えて分かることとが面白い・できたら嬉しい」という気持ちを育てることが大切です。
焦らず、少しずつ勉強の土台を育てる時間を意識していきましょう。
近年の沖縄の中学受験事情
近年の沖縄の中学受験者は、年々増加傾向にあります。
公立中学人気の開邦中学校では、2025年度志願者倍率は、7.46倍(597名)と過去最高でした。
私立中学で人気な昭和薬科大学附属中学校では、2024年度の志願者倍率は3.34倍(668名)。
また、2023年に名護高校の一貫校として『桜中学校』が開校し、北部の方も中高一貫校への挑戦しやすくなりました。
そのこともあり、私立・国立中学志願者数が急激に増加傾向です。

「子どもにより良い教育環境を与えたい」と考える親が、沖縄でも年々増えてきているように感じます。
中学受験は、子どもの将来の選択肢を広げるチャンスです。
しかし、受験にはメリットもあればデメリットもあるのが事実。
だからこそ、受験をするかどうかは、親子でしっかり話し合って決めることが大切です。
中学受験のメリットデメリットの詳細はこちら⬇️
中学受験をいつから?よくある質問
中学受験するかわからない状態でも早めに入塾したほうが良いのでしょうか?
中学受験する、しないにしても勉強をスタートしておくことはアリです。
ただし、無理に通わせる必要はありません。
1番大切なことは、子どもの気持ちを最優先にすることが大切です。

早めにスタートすることで得られるメリットもあるんです。
早めに学習をスタートさせることで、基礎学力や学習習慣が自然と身に付くことができます。
わが子の場合は、将来の夢があり、その夢を叶える近道として中高一貫校を目指すことにした。
目標がはっきりしていたからこそ、受験勉強に向けて前向きに取り組むことができました。

でも、長い受験勉強の中で、ときどき目標を見失いそうになることもありました。
そんな時は、子どもと話し合いをし「なぜ中学受験をしたいのか」を一緒に再確認してきました。
中学受験には、親のサポートがとても大切です。
中学受験をすると決めるポイントは、親子でしっかり話し合いをし、受験のメリットデメリットも確認していきましょう。
早めに勉強を始めることで、受験という選択肢を持てるようになります。
まずは、無理のない範囲で進めていきましょう。
塾の選び方についてもっと詳しく知りたいかたはこちら⬇️
中学受験をする場合、塾選びはいつ頃から始めますか?
中学受験の塾選び遅くても、小学3年生の冬〜4年生の春には塾選びをスタートするのが理想的です。
中学受験塾は小学4年生から本格的なカリキュラムが始まるからです。

わが家の塾選びの決め手は、ママ友の口コミでした。
いくつか体験授業に参加してみて、子どもと話しながら最終的に今の塾に決めました。
そのおかげで、子どもも嫌がることもなく、宿題もこなしながら楽しく通うことができました。
また、分からないところも先生に質問できる関係性でした。
塾には、それぞれの特徴があります。
学習の進め方やサポート体制、雰囲気など実際に体験授業に参加しないと分からないこともあります。

塾選びは、長く通う場所だからこそ慎重に選びたいですよね。
だから、体験授業への参加はとても大切です。
でも、あまりギリギリになってしまうと、希望する塾のタイミングに間に合わなかったり、子どもが慣れる時間が取れなかったりとあります。
中学受験を考えているなら、小3の秋〜冬ごろには塾探しをスタートしておくと安心です。
中学受験をすることが決まったら、まず塾選びから進めていきましょう。
リアルな口コミと合格体験も豊富な塾選がおすすめです。

まとめ
中学受験は、「いつから始めるか」に正解があるわけではありません。
一般的には小学3年生の終わり〜4年生の初めにスタートするのが理想とされていますが、子ども一人ひとりの性格やペースによって、ベストな時期は変わってきます。
早くから始めれば、その分余裕を持って基礎を積み上げることができます。
スタートが遅くても、やる気や継続力、親のサポートがあれば、十分にチャンスはあります。
そして何よりも大切なのは、子ども自身が納得し、前向きな気持ちで受験に向き合えること。
そのためには、親子でたくさん話し合い、「なぜ受験するのか」「どんな未来を目指すのか」を一緒に考える時間が必要です。
受験する・しないに関わらず、低学年のうちは学習習慣や考える力を育てることを意識して、無理のない範囲でスタートしていきましょう。
中学受験は、子どもの未来の選択肢を広げる一つの手段。
だからこそ、焦らず、それぞれに合ったタイミングと方法で、進めていきましょう。