「中学受験をする」と決めたのに、全く勉強しないわが子。
そんなわが子の姿に、私は毎日のようにモヤモヤしていました。
塾には通っているのに宿題は手つかず。
机に向かう時間もほとんどなく、ゲームばかり…。
「このままで本当に大丈夫?」「どうしてやらないの?」と、心配と苛立ちの日々でした。
つい口うるさく注意しては反発され、親子関係もピリピリMAX。

そんな時、子どもの様子から「この子には、この子なりの理由があるのかもしれない」と気づいたんです。
そこで、私がやったのが、塾の先生に相談したことです。
自分1人で考え込まずに、プロである塾の先生に相談したところ、子どもの気持ちに寄り添ってサポートの仕方を教えてもらいました。
おかげで、少しずつ気持ちが前向きになっていきました。
わが家が、家でがっつり勉強しなくても、中学受験対策ができたのは、信頼できる塾に出会えたからです。
だから、今もしも先生が信頼できないのであれば、塾を変えることをひとつの手段として検討してみてください。
記事の信頼性

わが子が中学受験の勉強をしなかった時の体験談
わが子は、中学受験をする!と決めたはいいものの、全く勉強に身が入りませんでした。
塾に通わせていても、宿題は手つかず。
なかなか机に向かうこともなく…。

なぜ勉強しないの?
こんなことで受験大丈夫なの?
と、毎日のようにモヤモヤ…。
当時のうちの子は、ゲームに夢中でその事ばかりで頭がいっぱいでした。
「10分だけね」と約束しても、全然終わらない…。
注意すればするほど反発され、親子の関係もピリピリしていました。
私も、「どうしてやらないの?」「中学受験するなら勉強しないと!」と責めるような声かけばかりしていました。
でも、いくら声かけしたところで、勉強しません。
そんなわが子の姿が心配で、塾の先生に相談しました。
すると、塾の先生のアドバイスが私にとってはすごく衝撃的でした。

たとえば算数。
私は算数に関して、ずっとガミガミ怒っていました。
小学生の算数の書解くときの考え方は、大人な私たちと全然違うそうです。
そのことを塾の先生に教えてもらい、さらに算数に関しては、「お母さんは何もしないでください」とびしっと言われたんです。
相談したはずなのに、逆に私が注意されてしまいました…。
それからは、勉強に関しては、塾の先生にお任せすることにしました。
家で出来ることとして、スケジュールの管理をすることにしました。
おかげで、勉強のやりとりがなくなり、今までのピリピリムードがなくなり、家では楽しく過ごせるようになりました。
家庭での勉強のストレスがなくなったら、少しづつですが、自分から勉強に向き合うようになっていったんです。
「勉強しない=怠けている」と思いがちですが、実は理由があることが多いと感じました。
わが子の場合は、私がガミガミ言うことへの反抗で、勉強やりたくないってなったんだなーと実感しました。
まずは、子どもが勉強に向かわないときこそ、責めるのではなく、なぜ勉強をやらないのかを探っていきましょう。
または、1人で悩まずに、塾の先生に相談することも大切です。
親はプロではないので、プロがいることは頼もしいなと感じました。
中学受験は長い道のりどからこそ、子どもがつまずいた時にどう寄り添えるかで、気持ちは大きく変わると実感しました。
だからこそ、一緒に立ち止まって考えてみる時間を作って行きましょう。
中学受験勉強しない子の原因
①ゲームやスマホなど遊びに熱中している
中学受験の勉強をしない原因の一つは、ゲームやスマホなどの誘惑に夢中になってしまい、勉強よりも楽しいことに流れてしまうことです。
ゲームや動画は、短時間で達成感や楽しさを感じられるため、どうしても勉強より優先されてしまうんですよね。
「少しだけ」と始めたつもりでも、子どもは時間の感覚が未熟なため、気づけば何時間も遊んでしまうということになってしまいます。
また、強制的に取り上げると反発され、親子関係にも影響が出ることもあるんです。

わが家でも、ゲームは大きな悩みでした。
少しだけと言って始めたのに、全然やめない。
何度声をかけても聞こえないふりをされて、私もついイライラ…。
そこで、思い切って使用時間にルールを決めました。
Switchやスマホは「勉強が終わってから」「1日1時間まで」と設定し、時間を守れなければ翌日は使えないというルールも加えました。
最初は「時間延ばして!」と怒ることもありましたが、「やることを終えてからね」と繰り返し伝えることで、少しずつ習慣が変わっていきました。
今では「やるべきことを終わらせれば、好きなことができる」と本人も実感し、勉強にも前向きに取り組むようになりました。
「やるべきことを先に済ませれば、好きなことも楽しめる」という成功体験をすることで、子どもは自ら時間を管理する力を身につけていくんです。
ゲームやスマホと上手に付き合うためには、時間を意識したルール作りが大切です。
②勉強が分からない
子どもが勉強をしない原因のひとつに、そもそも勉強が分からないかもしれません。
実際、親が分かっていると思っていても、全然分かっていなかったってこともめちゃくちゃありました。

わが子は、分からないけど向き合わない。そのまま放置…。
声かければかけるほど、やりたがらない。
子どもと一緒に楽しん遊んでいる時に、それとなく勉強の事を聞いてみました。
すると、「難しすぎて、全然わかんない…」と一言。
中学受験の勉強は、小学生にとっては急にハードルが上がります。
特に小5・小6になると内容が複雑になり、「わからないけど恥ずかしくて言えない」「怒られるのが怖くてごまかす」という子も少なくありません。
理解できていないまま放置してしまうと、勉強への苦手意識や拒否反応がどんどん強くなってしまいます。
それなのに、頭ごなしに勉強しなさいと言っていた自分に反省…。
それからは、塾の先生に聞いたやり方で、一緒に寄り添うことを始めました。
分からない問題を一緒に解いたり、私で解決できない問題は塾の先生にお願いしたりと、少しずつ子どもに寄り添いながら、環境を整えていきました。
すると、「できる!」という体験が増え、自然と自信がついてきて、勉強にも前向きになりました。
勉強がわからないときこそ、親は「責める」より「寄り添う」姿勢が大切。
子どもの心に安心感を与えることで、「わからない」から「わかりたい」へと気持ちが変わっていきます。
③保護者への反抗
中学受験勉強しない原因のひとつに、親への反抗もあります。
中学受験期に子どもが親に反抗的になるのは自然なことなんです。
無理に押さえつけず、「信じて見守る姿勢」と「冷静な対応」で乗り切ることが大切です。
中学受験は、子どもにとってプレッシャーのかかる大きな挑戦です。
その中で、「勉強しなさい」「ちゃんとやってるの?」と毎日言われると、自分を否定されているように感じて反抗的になることがあります。
特に小5〜小6頃は、自我が芽生えて「自分で決めたい」「干渉されたくない」という思いも強くなる時期。
親の正論が、子どもにとっては口うるさいだけに聞こえてしまうのです。

我が家でも、「早く宿題やりなさい」「まだゲームしてるの!?」などとつい口出ししてしまい、そのたびに子どもがムスッとしたり、「今やろうと思ってたのに!」と怒鳴り返されたり…。
とにかく、親子の空気が最悪な日が続いていました。
そんな時、塾の先生に相談しました。
「お母さん、すぐあれこれ言うのではなく、少し待ってみて」とアドバイスもらいました。
考えてみたら、思ったらすぐガミガミ言っていたなと反省…。
それからは、言う前に子どもの様子を見て、子どもが話してきたときだけアドバイスするように変えました。
すると、少しずつ分からないところを聞いてくるようになり、衝突も減りました。
中学受験の勉強をしない時、親はどうすればいい?
ゲーム等に熱中してしまっている場合
子どもがゲームやスマホに熱中して勉強しないときは、一方的に取り上げるのではなく、時間を決めて時間管理の習慣をつけることが大切です。
「10分だけ」「ちょっとだけ」と始めたゲームや動画も、子どもはつい夢中になってしまい、時間を忘れがちです。
また、完全に禁止すると反発が強くなることもあります。
だからこそ、勉強と遊びのメリハリをつけるためにも、自分でコントロールできる環境を作ることが、長い目で見て効果的です。

わが家も、子どもがSwitchでやるゲームが大好きでした。
「10分だけ」と言って始めたのに、全然終わらない。
最初は優しい口調で、「勉強は?」など声かけていましたが、何度声かけても終わらないので、私もイライラ…。
そこで、Switchの使用時間を設定しました。
最初は「なんで時間決めるの!」「もっとやりたい!」と怒ることもありましたが、ルールは変えず続けました。
すると、限られた時間で満足するようになり、徐々に勉強にも前向きになっていきました。
ゲームやスマホを完全に禁止するのではなく、出来る時間を設定し、その時間でどのように好きなゲームをするかがポイントです。
その積み重ねが、「時間を管理できる力」と「メリハリをつけて勉強する姿勢」につながっていきます。
わが家の時間管理は、「カジュアルタイマー」を取り入れました。
子どもでも使用しやすく、「あと何分」が一目でわかるため、自分で時間を意識して行動できるようになったんです。
「早くして!」と言う回数が減っただけで、毎日の空気が明るくなり、私も楽になりました。
親子のやりとりがぐっとスムーズになりますよ。
子どもの自分でやる力を育てたい方におすすめです。

モチベーションが湧かない場合
中学受験に向けた勉強にやる気が出ないときは、「なぜ受験するのか」「志望校に行ったらどんな未来が待っているのか」を一緒に考えることで、目的意識を持たせることが大切です。
子どもにとって受験は、まだ遠い未来の話です。
大人のように「将来のために今頑張る」ということがなかなかピンときません。
そのため、「なぜ今これをやらないといけないのか」がわからないままでは、当然モチベーションも上がりません。

うちの子は、なかなか勉強をやる気がなく、ダラダラ過ごしていました。
塾から帰ってきても、机に向かわず、ただただ時間だけが過ぎていく…。
そこで、学校見学に行ったり、志望校の学校説明会に連れて行ったりしました。
すると、「この学校に行きたい」と少しずつ気持ちが変わっていきました。
その後は、自然と机に向かう時間も増えていきました。
子どものやる気が出ないのは、「ゴールが見えていない」からだと感じます。
受験の目的や、その先にある楽しみを共有することで、勉強が自分ごとになり、自然とモチベーションが育っていきます。
モチベーションが湧かないときは、ただ「勉強しなさい」と言うのではなく、目標のイメージを共有することが大切です。
子どもが「この学校に行きたい」と思える体験を増やすことで、自分から頑張る気持ちが生まれていきます。
授業を全然理解できていない場合
授業が理解できていない場合は、子どもの「わからない」にしっかり向き合い、子どものペースや内容を見直すことが大切です。
必要であれば、クラス変更や個別指導の導入を検討することも効果的です。
授業についていけないと、子どもは「どうせ自分はできない」と感じてしまい、やる気を失いがちです。
そのまま放置してしまうと、分からない→やらない→さらに遅れるという悪循環になってしまいます。
親が「なぜやらないの?」と責めるのではなく、「どこでつまずいているのか」を一緒に探る姿勢が大切です。

うちの子の場合、特に算数が苦手で、「わかるまでに時間がかかるタイプ」でした。
そこで、集団授業に加えて個別指導も併用して対応してもらいました。
個別でじっくりと理解を深め、ある程度みんなに追いついたら、再び集団授業だけに戻すというスタイルに。
「わかった!」という手応えが少しずつ増えると、自然と勉強への意欲も高まっていきました。
だから、まずは塾の先生に相談したり、塾変更も検討することをおすすめします。
子どもが授業についていけていないときは、責めるのではなく、子どもに寄り添ったり、勉強の対応や環境を柔軟に見直すことが大切です。
無理のないレベルに調整したり、子どもにあった塾を見つけることで、わかる楽しさを取り戻すことが、やる気回復への第一歩になります。
子どもの性格や現状をしっかり再確認して、子どもにあった塾を検討する場合は、無料体験から始めることをおすすめします。
「塾選」ならのリアルな口コミや体験談を参考にすることができるのでおすすめです↓
中学受験の勉強をしないけど、それでも続けるべき?やめるべき?
勉強をしないからといって、すぐに「やめる」という判断をするのではなく、子どもの様子や気持ちを確認しながら、一度立ち止まって考える時間を持つことが大切です。
中学受験は、親子で取り組む長い挑戦です。
子どもに気持ちがなければ、いくら周りが頑張っても結果にはつながりません。
一時的な「やる気のなさ」なのか、それとも本当に受験をしたくないのか、子どもとしっかり話し合いましょう。

わが子は、塾の宿題は手つかず、声をかけると反抗的な態度…。
そんな子どもの様子を見て、何のために中学受験をするのかをしっかり話し合いました。
中学受験をなぜしたいのか再確認することで、子どもの勉強への姿勢が変わっていきました。
中学受験は長い挑戦だからこそ、「勉強をしない=やめる」ではなく、子どもの様子を見ながら、その都度なぜ中学受験をしたいのか確認していくことが大切です。
無理に続けるのではなく、環境を変えたり、目標を見直したりすることで、再スタートできる可能性もあります。
子どもの心の声に耳を傾け寄り添いながら、しっかりサポートをしていきましょう。
まとめ
中学受験は、子どもにとっても親にとっても長くて大きな挑戦です。
- 勉強しない
- やる気がない
- 反抗的
親はそんな姿に、イライラしたり不安になったりしますよね。
でも、勉強しないのには必ず理由があります。
ゲームに夢中になっているのかもしれないし、授業についていけずに困っているのかもしれません。
または、「なぜ中学受験をするのか」という目的がまだ見えていないだけかもしれません。
だからこそ、子どもを責めるのではなく、「なぜ勉強しないのか」に寄り添う姿勢が大切です。
一緒に立ち止まり、考え、環境を整え、気持ちを共有する。
そんな親の関わりが、子どもをもう一度前向きにさせるきっかけになると感じます。
完璧にしようとせず、一緒に頑張ろうね!と声かけをし、寄り添っていきましょう。
中学受験は、たとえ志望校に進めなくても今後の勉強の土台になります。
だからこそ、私は中学受験に挑戦することをおすすめします。